陳式小架系の著名な老師のお一人、陳子明老師の伝(「陳氏世伝太極拳術」より)です。
当門の伝ではありませんが、よい参考になりますので。
[才葛]手(擠手・・・いわゆる四正・四隅推手*)についての要訣のうち、三十六項のやってはいけない間違いを示しておられます。ほとんどは、推手全般に共通している注意事項だと思います。
以下、右の語義はいつものように超意訳です。誤訳があるかもしれませんのでそのつもりで。
[才葛]手三十六病
1、抽:敗勢から身を引く
2、抜:抜ける
3、遮:手でさえぎる
4、架:腕でこじりあげる
5、[才盍]打:かくし打ち?
6、猛撞:荒々しく早くつく
7、躱閃:身をかわす
8、侵凌:むやみに懐に入る
9、斬:刀掌でうつ
10、摟:手で払う
11、才○:?(よ、読めん!)
12、搓:両手でよじる
13、欺:声で威圧する
14、圧:手に圧力をかけて留める
15、挂:ひっかける
16、離:恐がって逃げ離れる
17、閃賺:すかしてかわす
18、撥:無闇に強く打つ
19、推:不必要に押し込む
20、艱渋:悩み困る(未熟な証拠)
21、生硬:勝ちにこだわる
22、排:一方的に押し込む
23、擋:手を力んで硬くする
24、挺:身を硬くする
25、覇:力に頼って抵抗する
26、騰:ずるい打ち方をする
27、拏:掴んで押さえ込む
28、直:剛直にしてさからう
29、實:のんきにぼーっとする
30、鈎:脚をひっかける
31、掤:やたらに気を込めて打ち上げる
32、抵:さからう
33、[才袞]:転がり逃げる?
34、根頭棍子:相手とのバランスが悪い
35、揄打:油断させて打つ?からかって打つ?
36、心攤:心が緩んでいること
※上記三十六項の過ちは一個でもダメですよ!と特記してあります。
※要は、正々堂々と、力まずあせらず真剣に!
※*・・・当門では「四隅推手」は「採花」という名称です。





