本日の福岡分会は、立纏雲手と心意拳に内容を絞った錬修会となりました。
まずは定歩で先生と向かい合わせての立纏雲手。
重心を後ろに移した際、顔がよそを向いている、引き手側にも力が入り過ぎているなどの注意を受けました。やはり衝捶と同じように一瞬の集中とその後の脱力が重要なようです。先生の立纏雲手は、集中の瞬間に手が風船のように膨らんでいるように見えました。
次いで活歩での立纏雲手。一歩一拳、一歩二拳、一歩三拳と順歩、拗歩を織り交ぜながらの移動稽古。
これまでは立纏雲手は錬功法としての意識が強かったのですが、こういった練習をしてみると、やはり最終的には、我が身を守るための武器なんだなと実感しました。こういった練習体系は拳親館の特徴だと思います。足の動きに引っ張られないように、またこれらの練習は下がりながらや横方向にもやってみなさいとの事でした。
心意拳は、五行拳を一通り通した後、初めて生剋拳の手ほどきを受けました。甲乙それぞれの一人型を見せて頂きましたが、三十六式対拳と似たような受け方があっても、やはり姿勢や歩法は心意なんだなと感じました。この日は崩拳の連打を劈拳で返すところまでしか覚えられませんでしたが、この対拳も今後楽しみです。
来週の福岡分会(9月18日)は、箱崎の公園での稽古になりそうとの事です。
昨年の9月17日に十三龍門の試験をして頂きましたが、本当に一年が過ぎるのは早いですね。
本日もご指導ありがとうございました!
心意開門式の意法。
六合(心身)をいったん開放してから再び集めつつ鎮め、中心に統合しながら前方へ向ける。その心身の集中を維持しながら拠り所とする根を定めます。
単純に「腹を決める」という意義もあります。
黄氏心意拳の開門式が息を凝らすように慎重な動作で、終始意識的に静かに行うのはこの意法によります。