津屋崎本会 錬修会納め 2010.12.26

本日は体育館が使えないため、終日公園での錬修会でした。
 ・滴水先生 ・ジーシャさん ・レタスさん ・CORINさん ・私エイカン
結構な冷え込み&風&小雪で「こんな日に限って…」と思いましたが、津屋崎の冬の寒さとしてはこれは『中の下』位なのだそうです。以前何気なく質問したことがありますが、
エイカン 「公園で海風が吹きっさらしだと冬はかなり寒そうですね」
滴水先生 『なぬ!冬の練習が寒そうだって!? エイカンさん…』
 ( ぐわ、やってもーた… )
エイカン 「え、いや、その、き、気温…気温的な話として、あの…(大汗)」
滴水先生 『エイカンさん…津屋崎の冬はハンパないですよ!だから防寒対策はシッカリして風邪をひかない様にしてきてください。動いてても寒い場合がありますから、軍手か手袋もあった方がいいかもしれませんね』
…そういうことでしたか(安堵) でも手袋・耳当て類がOKなのは非常にありがたいです。
指の感覚はやや曖昧になりますが、かじかんで動かなくなるよりはマシに感じます。
料理用のミトンを流用すれば中で指先が自由に揃えられて良いかな?とも思いましたが、それで大真面目にやってると、絵的にはちょっとアヤシいかもしれません。
 ・基本式
 ・五硬捶
 ・斜行雲手 外纏+前立纏+転進、内纏+後立纏+転進
 ・九星式 金剛搗碓-擠、摟膝拗歩
 ・抱頭掌(?) 掌打2方向
 ・双水[才干]
 ・金鶏独立望雲勢の用法 相手の意識のコントロール法 他
個人的な本日の注意点
 ・上歩捶や抱頭掌は動作の終わりに上体が傾きやすいので立身中正を意識する
 ・上歩捶は、現段階では後ろ足をなるべく引きずらない
 ・翻捶は上体を立てる。リズムに乗って最後ピョコ・ポンと手打ちをしないように
 ・双水[才干]は腕を振り回さない、両方ともシッカリ伸ばす
九星式では金剛搗碓で膝・腰を折る動きでアチコチが痛くて焦りました。
ここのとこ蹴りの基本功で脚のスジが伸ばされ股関節の稼動域が広がったぶん、ちょっと関節が不安定になっているようです(これを支えるために筋肉への負荷も増えます)。
股関節の不安定感はレタスさんも同様なことを言われていましたが、イキナリで頑張り気味にやってしまうと、こういうことはチョコチョコと起こりますよね。
徐々に徐々にと心掛けてはみるのですが、ついついやってしまいます…
あと、本日は用法の実演として、金鶏独立・手の跳ね上げ・攬擦衣-庇身捶・目の使い方・擠の形で手首を掴まれた場合の外し方・投げ・関節技・打撃の逸らし方・中心軸の移動などを見せて頂きました。
投げや関節技(擒拿)は、お互いの腕の絡み方が複雑なのと、ちょっとした角度の違いによる出来不出来があるため、せっかく教わってもなかなか自分のアタマが追いついてこないのが悲しいところです。
滴水先生 『…というわけで、この形(姿勢)には色んな意味があります。この形のままで蹴りを受けることもできます。でも蹴りを受ける時は、相手の注文どおりのポイントで当てられないようにしなきゃだめですよ。エイカンさんは分かりました?』
そのまま「分かりました」と答えたのですが、次の瞬間に『よし、分かったね。いくよ』という台詞とともに滴水先生の蹴り(寸止め)が飛んできました。(え?え?え?)
スローモーションで流れる時間(≒走馬灯)の中で、先生の注文どおりの場所で固まることしか出来ずに呆然としていると、滴水先生は『ん?分かったんじゃなかったの…なんてね、僕も日高先生からはこの手でよくやられたもんだよ、わははっ』と笑っておられました(なにぶん今は初級の身ですからこの程度で・汗)。
せめて『次からちゃんと出来るか?』と聞いてもらえれば答えようもあるのに、と思うのですが、滴水先生も日高先生にかかると絶妙に「分かりました」と答えさせられてしまっていたのだそうです。(こういう駆け引き・ハメ手も本当に太極拳的ですね)
…とこのような感じで、本年最後の錬修会は終了となりました。
今年は新鮮な気持ちで勉強させていただくことが多く、非常に有意義だったと思います。
滴水先生、会員の皆さまには大変お世話になりました。ありがとうございました。
※帰り道、大宰府の裏の山あたりで雪が本降りとなり、車道も積雪で白くなっている状態で、しばらくは立ち往生&ガードレール直行の恐怖と戦いながらの運転になりました。
幸い、何とか無事に山を越えて帰宅できましたが、山沿いでは積雪・凍結のため夏タイヤでは本当に進めない箇所もあったそうです。
皆さま冬支度はお忘れなく、車の運転には十分ご注意ください。

4 Responses

  • 以前から気になってたんだが、「披身捶」じゃなくて、ウチの拳譜では「庇身捶」なんです。
    もっとも、まだ拳譜を与えてませんが。
    >夏タイヤ
    !!
    先の太宰府の事故のこともあります、無理はしないように。リスクを事前に避ける知恵は「良知」の一つです。わかっていてそうしないことは「知行合一」ではありません。
    大切なのは、その上でどうすればよいのか?です。
    手段は無数にあるはずです。
    もひとつ!無理と無茶の違いについても考えてみて下さい。
    (小言ばかりですまないとは思ってるんだが・・・)

  • 「庇身捶」だったのですか!申し訳ありません、全部訂正しておきます。
    練習最後に聞こうと思いつつ、毎回それを忘れては検索頼みで勝手に一般用語を書いてしまっていました。
    >夏タイヤ
    これは今思うと、山道に入る前、雪を積んだ対向車が増えてきた時点で危険を予測し、即Uターンして平地ルートをとるべきでした。
    またそれ以前に、冬タイヤに替えておく・積雪の可能性があるなら最初から電車で参加する等の手段も視野に入れるべきでした。
    以後はこれを教訓に、事前にリスク回避の手段を複数検討するよう心掛けます。
    『無理と無茶』につきましては、次回先生にお会いする時までにジックリ考えてみます。

  • 『無理と無茶』
    グーグルで結構出てくるみたい(驚きました!)ですが、私の考えに近い解釈と異なる解釈があるようです。
     昔、「軽シン」でちらりと提示された問いかけでした。って、たぶん意味不明でしょうね!

  • むむ…ネット辞書で各単語の意味くらいは調べようと思っていましたが、グーグルで結構出ると聞くと、何だか調べるのも悔しい気がしてきました。
    ですので、一旦いま頭にあるもので考えることにします。
    「軽シン」はちょっと分からないです…

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