本日は福岡分会に体験入門の方がお見えになり、滴水先生・九章さん・Kさん・私エイカンの5名での錬修会になりました。
・基本式
・蹬脚
・三撹水
・入門講座
・九星式 (単式・往復)
・引進歩
・圏手 (単・双)
・雲手
・[才闌]摧手
まずは体験入門の方(仮称:Sさん。お名前聞きそびれました)と一緒に基本式を行いました。
通常ですと体験入門の日はこのまま見よう見まねで練習して頂くことが多いのですが、Sさんはマツーマンの基礎講習からとなりまして、その間他のメンバーは九星式を行いました。
この日の九星式は別称「太股殺し」とも言われる(いえ、私が勝手に言ってるだけなんですけど)、単式の「往復」でした。
Kさんはまだ九星式の半分も習っていない状態なので中盤以降は特に大変だったと思いますが、体力的には問題なくついて来られていました。サスガだと思います。
その後はSさんと一緒に立ち方・構え方の確認と、それらをつなげた引進歩を行いました。
金鶏独立は初っぱなから片足立ちだけでも大変なうえ、上げた脚を軸足の膝にかぶせる、腰から上で背伸びをしたあと傾げる、手は頬の横&耳の後ろ、と要求事項も多く大変です。
中定歩・四六歩・仆歩(ぼくほ)・弓せん歩は金鶏独立よりは取っ掛かりやすいとは思いますが、これらの中でも、仆歩と上歩弓せん歩(上歩:後ろ足を前に踏み出す)を入れた引進歩は、特に重心の上下に気をつけつつ行うと体力的にもキツいものになります。
これらも相手と向かい合っているつもりで集中して構えること、一発で姿勢を決めること等を意識すると見た目以上に難しく、日々の練習が大切だと思います。
圏手は今まで片手同士で行うことが多かったのですが、本日はお互いに正対して両手同時に圏手を行う「双圏手」も行いました。(やはり双圏手の方が難しかったです)
滴水先生 『お互いに力を抜いて構えて下さい。最初は相手の手首、次はヒジの辺り、また手首で小さく…と変えながら回します。皆さんつい急いで回しがちですが、ユッタリと回すようにしてください。ある程度回したら逆回転で…回して(回されて)いない方の腕もちゃんと力を抜いておかないとダメですよ』
毎度ながら腕の脱力は難しいテーマです。また、すぐに肩の筋肉が疲労してきて回すのが辛くなります。回される番の時でうまく脱力できていると気持ち良いのですが…
滴水先生 『圏手は円運動の中で2箇所ほど弾みをつければいいだけなので力は必要ありません。慣れてくれば1時間でも2時間でも続けられます。腕が離れないよう、相手と接している部分の皮膚感覚に集中してください。これもそのまま「技」になる練習です』
圏手のあとは雲手を行いました。
腕を水に浮かべるイメージで、肩を下げヒジを上げ…最初に教わる第一段階の雲手が一番キツいのですが(圏手で肩が疲れた後だとなおさら)、基礎としてこの形の雲手が最も大事なのだそうです。
一通り雲手を行った後は[才闌]摧手(雲手で相手の腕を弾く)で締めとなりました。
初級のうちは寸止めで、まず落ち着いて捌くことから練習するのですが、九章さんのように中級者になってくると、実際に当たるように出される掌を捌く練習に変わります。
滴水先生 『これは皆さん同じですが、焦って手先で避けようとし過ぎです。手先に頼ると捌きそこなった時モロに攻撃を食らうので危険です。十分に落ち着いて、ユックリと雲手をしながら、相手の手が出たらそれに反応して一瞬でスイッチが入る!という感じで、腰のキレを使って身体全体で捌くようにします』
滴水先生 『この練習では手が当たってもいいので、先に言ったことを心掛けてください。[才闌]摧手は実技としての防御練習が主目的ではありません。雲手自体は攻撃の技です。上から下から攻める攻める、あるいは突きに対しても捌きながらそのまま攻め込む、一瞬の呼・吸に合わせて外纏・内纏を切り替え(実演)、とこんな感じですね』
滴水先生は、雲手だけ使いこなせればそれで十分戦えますと仰っていましたが、実技を見せて頂くとまさに攻・防ともに「変幻自在」という感じでした。
これから雲手を練習する時には「攻」のイメージも入れつつ行ってみようと思います。
というわけで、寒風吹き付ける中でしたが皆さまお疲れ様でした。
汗をかきますので、風で身体が冷えないよう気をつけながら頑張っていきましょう。
番外編として「順身掌・雲手で差し出す腕の動き」について、「早く打とうと思わずに速い」という動きについて、「衝捶を日々練習することの意味・人を打つこと」等についてのご説明を頂きました。
遅くまでご指導いただいてありがとうございました。
※帰り道でKさんと色々お話しするのですが、後から自分の思い込みや思い違いに気付いてハッとすることがたくさんあります。ありがたいことだと思っています。






[才闌]摧手のコツは、
1.呼吸・意念を鎮めて相手の気配に集中する。
2.吸気・排気の瞬発的な呼吸で腰を切る
3.肘を柔らかく抜きつつ、手腕の捻りで弾く
4.スパッと気を入れたらすっと抜く、気の流れを緩急・順逆くるくる転じる。
手先の当てっこじゃだめです。全心身で反応して応手することが必要です。日頃の鍛錬が問われます。
<衝捶を日々練習することの意味
かっこよく言えば、
拳士、武道家としての芯を養う ってとこです。
改めて要点をまとめて頂いてありがとうございます。
[才闌]摧手を九章さんと交互に行って見せて頂いたことで、それまでの自分のイメージが如何にチャチだったか分かった気がします。
あと私が衝捶が苦手なのは上記のような部分が大きく欠けているからというのもありそうです。
簡単にはいきませんが、日々積み重ねていこうと思います。
既に気づいていると思いますが、
当門の雲手と衝捶の基礎錬功は、この[才闌]摧手と深く相関しています。
未だにウチの誰も達していませんが、
[才闌]摧手は、散手の初歩段階に発展します。正対して双方からの加撃と応手を錬磨するのです。
当然、雲手そのものでの加撃や雲手に織り込む捶撃の練習が必要になります。
当門の片手をフリーにする衝捶は、これに関連しています。