私が日高師父から頂いた口伝の一部です。
まず、座右の銘の一つとすべき重要な教えとして、
「以天下為己任」
(世の為人の為に生きることが己の任務と心得よ)
以下、昔のHPに公開していた訣文+α (順不同・・・拾うに任せてますんで)
●金鶏独立(望雲勢)
「雲海より突き出た峻厳な山の頂きに超然と立つ心得にして、四通八達の地平の果てまで威風を放ちつつも(心を静めて)穏やかに下界を徳化する如く」
●按捺
「意を中指に走らせ勁道を開き、掌心(労宮)で発する」
「双按に六按あり」
●雲手
「雲手は変幻自在にして万法に通じる」
「四纏によって千変万化し自在となる。それでこそまさしく雲手!」
「湧き上がる雲に雷鳴を秘める」
●衝捶
「反応は肩から、起動は足から、発力は腰から」
「頭髪の先から足のつま先までの全ての細胞から、一気に拳に気を集める」
●衝捶四功(意法)
・左順歩捶:「打ち放つように」
・右拗歩捶:「打ち込めるように」
・左拗歩捶:「丁寧に・正確に打ち当てる」
・右順歩捶:「打ち抜くように」
●金剛搗碓
「少極を解放し太極を導引んせよ。峻烈にして泰然たれ!」
「降魔の拳。天上より妖魔を引き降ろして地獄の底に叩き落す象」
「深山を深く分け入った虎が、鏡のように静まった湖畔に至るように」
●攬擦衣と単鞭
「攬擦衣は出門架子である(この一招をまず錬磨せよ)」
「攬擦衣は重厚に自在に、単鞭は繊細に軽快に」
「単鞭は蛇」
「攬擦衣と単鞭は雲手の変化、大小紅拳の圧縮精錬した技法。だから対。両義と為す」
●[才婁]膝拗歩
「命門拳、開合の極み、拳中之眞金。百錬あるのみ」
「請願の拳。当門に身命を賭するを誓う意が込められている(斜行拗歩が本来の技法の形だが、十三勢の三節第六式では敢えてこの意を込めて馬式で行う)」
●演手捶と指[月当]捶
「共に『金剛震雷、震驚百里の勢』とされ、渾身上下、全神貫注を高度に突き詰めることが必要」
●散手・散推手
「攻撃だろうが防御だろうが、一度差し出した手はただでは引っ込めない」
「攻撃防御は陰陽一体。せっかく出した手腕ならば、何か一仕事させるまではむざむざと引っ込めてはいけない。仕事を三つもこなせばなんとかなるものだ」
「開けたら閉めよ。底を塞ぎ入り口を封じ、猛虎を解き放て。雷鳴が冥門を開く」
「地に伏したら寝るな!さっさと逃げろ。死にたいのか?」
●眼法
[目登]眼怒目、虎首豹頭、豹頭鷹眼
●修行の目的
「最後の最後まで生きることを諦めない強い意志を養う」
(手足が動く限り這ってでも生きて帰る気概を持たねばならない!とも)
「保身なり。保身とは、護身と修身である」
「災いや危難は事前に避けるを上善とする。遇うてはこれをあるべきに治めてこそ技芸」
●雑解
「心意(形意)は文字通り『心・意』の拳、陳家は『理・気』の拳である」
「剣術とは剣を謂わず、槍術も槍を謂わず、拳法も拳脚を謂うのではない。ただ自己に問い訊ねる方便にしかず。自己が成ってそれが技になって発する様でなければならない」
「武術を志す者最も忌むべきは『慢心』、常に身にまとうべきは『敬』」
「為すべきを為せ!ただそれだけでよい。ただこれが難しい」
「導引した少極は精錬して再び太極へ帰す。これ無極」
「奥義の奥義たるは、魂入された瑞摩を経て、理を以て解し気を以て感ぜねばその真宝は得られない。しかれどそこにいつもある。現然哉」
●允許の辞
「全て世の中の『術/業』というものは、形を創り、精を練り、その法理を会得することはたやすいけれど、魂を注ぎ込み『術/業』そのものになり切る為にはやはり時間が必要なのです。己を殺して殺し尽くして後、初めて人に伝うるべきものを見いだせるでしょう」





