福岡分会 錬修会 2011.3.1

本日は滴水先生・Kさん・私エイカン(ホワイト)でした。
 ・基本式
 ・十三勢二十四式
個人的な注意点
・基本式の摟膝拗歩は最後「押し切る」
・倒捲肱(基本式)の左右で歩幅(足の引き幅)が違わないように
・倒捲肱の後ろに張る手を背中側に回さない(胸を張りすぎない、広げるように)
・順身掌で前に出る時は意識も大きく広げるように
基本式の摟膝拗歩の「押し切り」は観察するだけでは気づけなかった部分です。
勿論押してはいましたが、胸や背中を使って押し「切る」までは意識が続いていませんでした。
しかし改めてそれを意識して行うと…今度は前回注意されたことが頭から抜けてしまいました。
我ながらこのトコロテン方式は悲しくなるものがありますが、反復あるのみと思います。
十三勢二十四式は前回が金剛搗碓-単鞭まででしたので、その続きから指[月當]捶(?・シトウすい)までを行いました。
白鵝亮翅(?・はくがりょうし)までは腕の角度が微妙な動作が多くて難しいです。
演手捶の後は庇身捶~シトウ捶も両腕がグルグル動くので覚えづらく難しいです。
動作のポイントを教わるうちに時間切れのパターンだと内容を覚えていられないことも多いのですが、反復の時間も大目にとって頂きましたので、やはり少人数で教わるのはいいなあとしみじみ思ってしまいました。
個人的には命門拳の後の後立雲手で一旦提収式の形で止まるという勘違いがあったり、演手捶の入りで珠を抱える時に脇がしまり過ぎていたりといった部分を指摘して頂いたのですが、何というか、先生の動きを見てるつもりでも見えていないところの方がはるかに多いですね。
滴水先生 『型の動作を見て学ぶ時には観察の仕方があります。全体を漫然と見ていては、何十回見たとしても大まかに理解する位がせいぜいでしょう。そして観察の方法を知るだけではやはり身にはなりません。見ることにも繰り返しの訓練が必要です』
滴水先生 『記憶しておきたいことは、なるべく五感をフルに使うようにするといいです。たとえば囲碁や将棋で対局内容を思い出す時に、パソコンで対局した時と、触覚や聴覚も駆使して実際に対局した時とでは記憶の定着度合いが大きく違ってくるものです』
 ※先生のおっしゃったニュアンスと少し違っていました。コメントをご参照下さい
こういう風に教わりながらも、庇身捶の構える形は最後まで『チョット違うな~』と言われていましたので…見るべきポイントをつかむことは出来ていなかったようです(汗)
というわけで先週に引き続き新しい内容が多い錬修会となりました。Kさんお疲れ様でした。
今週も時間を延長してご指導を頂いてありがとうございました。

5 Responses

  • <たとえば囲碁や将棋で・・・
    ちょっと話したことと違うかな?どうかな?まいいかな?・・・。
    高段者の棋譜を繰り返して「並べる」実作業で、多くの感覚を通して記憶に刷り込むことは意外なほどに勉強法として有効なんです。
    また外国語会話習得において、はっきり声を出してのテキストの読誦・暗唱の有効性も同じです(流行の聴くだけで・・・が万人向けの有効な学習法だとは私は思えません)。
    そうそう、「記憶(勉強)には身体と感覚器官をフル動員せよ」は、心理学者の多湖輝氏だったと思います。
    ところで、
    「わかった?」に、
    「いえ、まだです」のすばやい反応は第一段階をクリアです(笑
    それはそれで、さらに深い墓穴を掘らせるハメ手だったりしますので、御用心を!(笑
    「雨だれ」を思い出してください。

  • あれ、ニュアンスを取り違えていましたですか(汗)、失礼しました。本文に注を入れておきます。
    私も「聴くだけで」は常々疑問に思っていました。
    検索してみると面白いですね。効果アリと言っている人は独自のプラスアルファをしていたりして、それはまさに主体性と多くの感覚を使うことの賜物なのではと思います。
    >ところで、
    …が、頑張って用心してみますです(汗)

  • Kさんには、ちょっと詰め込みすぎだったかもしれませんね。十三勢二十四式。最後の五花砲(両腕がグルグル)は最も難しい部分ですし。
    予定では提収式までのつもりでしたが、つい先の先へ進んでしまいました。気分が乗ると止まりません。
    推手もやりたかったです。次回はそういうことで。

  • 帰宅後、早速復習をしましたが、五花砲辺りは覚えているようですが、途中の連絡動作などが曖昧になっておりました。次回復習させて頂ければと思います。
    以前、先生がとまどいは私の想像以上でしょう?と仰られましたが、確かにここら辺に来て、手脚同着の微妙なニュアンスの違いや基本式の動作や意法でも微妙でかつ大きな違いなどを実感しております。
    しかし、練習自体は非常に充実して行なって頂いているので、少しずつですが、改善して行きたいと思います。

  • 手脚同時は陳式小架門系に共通の特徴の一つです。
    「以左手領左足、以右手領右足。起則並起、落則同落」という訣文があります。
    左手は左足にそろえ、右手は右足にそろえる。
    起(起式)は(手足)一緒に、落(落式)は(手足)同時にする。

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